生石灰(酸化カルシウム)

生石灰は、製鋼用,製紙用,一般化学用など生活を支える分野から、農業などの身近な分野まで幅広く使用されています。

石灰石(炭酸カルシウムが主成分)を焼成することにより吸熱反応により分解し、二酸化炭素が放出され生石灰が出来ます。当社では、竪炉(メルツ炉)及び転炉により石灰石を焼成し生石灰を製造しています。

CaCO → CaO + CO
       (酸化カルシウム)

製品の種類 製品のサイズ
主 な 用 途
30~10 30~10mm 製鋼用
製紙用
ボード用
一般化学用
公害防止用
農業用
5~0 5~0mm
3~0 3~0mm
粉末150μ 150μm

粉末品

塊状品


用途

製鋼用

高炉等から生産される銑鉄は、硬くてもろい性質をもっています。この性質を改善し、靱性をあげ、圧延加工に適した鋼にする必要があります。このため、転炉で成分調整をおこなう際、生石灰を添加し、脱燐,脱硫をおこないます。

製紙用

クラフトパルプ製造のか性ソーダ回収工程で使用されることが多く、その苛性ソーダは、炭酸カルシウムと分離され再びクラフトパルプ製造に使用されます。分離した炭酸カルシウムは生石灰に焼成され、再び苛性ソーダ回収工程で使用されます。

 

金属用

焼結配合原料の事前処理として生石灰が使用されています。

荷姿

散品(ダンプトラック),フレコン詰(各種),紙袋詰(25kg入)