2023年2月28日、新見市立神代(こうじろ)小学校の6年生と5年生の計15名に石灰について出前授業を行いました。
石灰の町 新見
最初に児童の皆さんへ「新見で有名なもの何?」と質問すると「ピオーネ、千屋牛、桃、キャビア」など多くの答えが返ってきました。
新見は美味しい農畜産品が豊富ですが、石灰が沢山採れる地域でもあります。
こぶし大の石灰石を並べ色味や種類を見てもらいつつ、製鉄会社で鉄が作られる過程を紹介しながら新見の石灰が鉄づくりに使われていることを説明しました。
また、上白糖、カップ麺、こんにゃくなどを机に並べて、さまざまな食品に使われていることも紹介しました。児童の皆さんには一番馴染みのある用途かもしれませんね。
石灰で実験
座学のあとは実験。小さな生石灰をビーカーの中の水にいれて、どのような反応をするのかという実験と、500mmリットルのペットボトルに少量の消石灰と二酸化炭素を注入するとペットボトルがぺちゃんこに潰れる実験なども行いました。
児童たちは初めて行う実験に興味津々でした。
(講義と実験の指導は弊社試験開発課の者が担当しております)
児童の声
・石灰の用途がよくわかった。
・石(生石灰)は硬いのに一瞬で水の中で融けて、水が暖かくなった。
・新見の名産もよくわかった。
・石灰が二酸化炭素をよく吸収することがわかった。などなど…。
最後に、お土産としてフズリナ(※)の化石が入った小さな石灰石と、こいしクッキーを一人ひとりにお渡ししました。
※太古の海にいた有孔虫。
現代社会で様々なものに使われてる新見の特産品「石灰石」。
今後も興味を持ってもらえること、そして理科や化学をより楽しく学ぶきっかけになることを願っております。