「石積み教室ワークショップ」今年も開催!
6月2日~5日の4日間、空石積みを実際に体験する「石積み教室ワークショップ」を開催いたしました。
今回も講師は一般社団法人石積み学校の金子先生です。
会場は新見市正田にある民家の裏山をお借りしました。
少し上ったところに墓地がありますが、その足元が崩れ土が露出した状態です。
昨今の中山間地域では珍しい風景ではなくなりつつあります。
3日間かけて壁を修復
参加者のみなさんと3日(予定4日のうち1日は中止)かけて空石積みの修復を行いました。
昨年の2回よりも規模は大きめです。
1日目:台風で中止に…
初日は台風接近による大雨で中止に…。
運悪く地元の県立新見高校 工業技術科の生徒さんが課外活動に参加される日だったため、石積みの仕組みや事例を金子先生が紹介する座学を開催いたしました。
今後開催された際にはぜひ体験いただければと思います。
2~4日目:みなさんと石積み
快晴のなか石積みスタート。
まずは下準備から。土のうや前日の雨でぬかるんだ泥を除け、整えていきます。
あわせて壁を造る際に目安となる木の杭や板も打ちます。
整ったところで石積みに。今回も2種類の石を用意しました。
粒度150~200mmの石灰石の塊と、80mm以下の小さめのもの(グリ)をそれぞれ20tずつ。
塊はメインの積み石に、グリは地面や石の間を埋めるために使用します。
塊を噛み合いやすい形のもの同士積み重ね、てみ(トレイ)でグリをすき間や裏面に流し込んでいきます。
参加者それぞれ役割を分担しつつ、2段の石壁が完成しました。
連日足元の悪い中での作業となってしまいましたが、皆さま本当におつかれさまでした。
そして会場提供くださった家主様ありがとうございました。